今回は、猫ミームなぜ流行った?元ネタの動画や作り方を紹介していきます。
今TicTocやYouTubeなどで人気になっている「猫ミーム」という動画ってご存じですか?
猫ミームは、猫マニや猫memeなどとも呼ばれていて、可愛い猫の画像を切り抜いた素材を使い自分の日常生活のエピソードや自虐ネタを猫に置き換えて表現したおもしろ動画のことです。
ハッピーハッピーハッピー~♪という中毒性のあるBGMに合わせて子猫がぴょんぴょんジャンプするハッピーキャットというショート動画や不思議そうな猫の表情に「はぁ?」という男性俳優の声にすり替えた「はぁ?猫」など猫ミームが面白い!癖になる!と人気を博しています。
通常の猫の動画でも、私たちに癒しとほっこり感を味合わせてくれるのに、猫ミームはそれにプラスして面白さと中毒性まで備わっています。
今回は、猫ミームがなぜ流行ったのか?
また猫ミームの元ネタとなった画像はどんなものなのか?を中心に、自分でも猫ミームを作って楽しめる様に動画の作り方についてもご紹介していきたいと思います。
それではじっくりご覧ください!
猫ミームなぜ流行った?
うちの猫の子猫時代の猫ミームみたいなポーズ見て。 pic.twitter.com/znLQFNQOXD
— クロシキ (@kurosikika) April 6, 2024
そもそも猫ミームはなぜ流行ったのでしょうか?
猫ミームのミームとは、面白い画像や動画がどんどん拡散され広がっていく文化のことを現すスラング(俗語)的な意味合いがあり、仲間うちで使われる砕けた言葉の表現です。
素材で使われる猫のミームは、汎用性が高く下ネタや不謹慎な要素が少なく広く一般に受け入れられているという点と、猫ミームを使って自身の失敗談や何げない日常生活を再現することで、自虐感が薄まり面白さに代わってしまうという現象が起こるようです。
猫ミームが流行った理由としては大きく分けて6つあります。
1.猫がかわいい
基本的には、単純に猫が可愛い!という共通認識があります。
子猫がミルクを飲んでいるところやぴょんぴょん飛び跳ねる様子、眠っている様子、無邪気に遊んでいる様子などどれをとっても「かわいい」というベースがすでに出来上がっています。
また猫自体、長い間可愛がられてきたペットでありその愛らしい表情と動きは、私たちの疲れきった心に最高の癒しをもたらしてくれますよね。
猫が好きという気持ちは、日本人だけではなく世界共通で、可愛らしい猫の存在は「言語の壁」を越えて人と人を結びつける力すら持っているように感じます。
2.簡単に動画を投稿できる
猫ミームはTicTokが発祥ですが、YouTubeやニコニコ動画、Xなどでも猫ミームが流行っています。
TikTokは15秒~3分のショート動画を簡単に共有することができ10代~20代のZ世代には手放せないツールとなっていてその手軽さがとてもウケています。
TicTocのブームにのって、自分の飼っている猫の映像やペットショップでみた可愛らしい猫を投稿。それがTicTocやその他のSNSのおすすめ機能でどんどん拡散されあっという間にトレンドになっていくという流れが生まれます。
この時にブームになった猫が猫ミームの素材となったという例もあります。
3.ミーム動画が作りやすい
まず、YouTubeやTicTocで、「猫素材 ミーム」と検索すると猫の背景がグリーンになっているものがたくさんみつかります。
ストーリーによってもちろん背景は変わってくるので、猫の素材自体は必ずグリーンバックになっているものを選んでくださいね!
その素材を使って無料の動画作成アプリ「CapCut」を使えば簡単に猫ミームが完成してしまいます!
簡単な作業で楽しい画像が出来てしまうお手軽さとその画像をアップすると再生回数も稼げてしまうという一石二鳥な点も流行る要因の1つとなっています。
猫のお気に入り素材をみつけるだけでも楽しくて迷ってしまいますね。
4.再生回数が稼ぎやすい
猫というだけでも見ていて癒されるのに、かわいい猫のコミカルな動きやしぐさまでプラスされた猫ミーム。
ついつい観てしまいます。通常の猫の動きだけでも見ていて飽きないのに、猫が人間の様に過ごしたり、踊ったり、怒られているように見えたり、話しているように声を差し替えられたりするとその面白さは倍増!
違うストーリーのものを探したり、猫の表情が面白いものをみつけたり観るだけでも時間が溶けてしまいそう…。
ミーム動画自体も簡単に作れるし、作ったかわいい猫ミームの再生回数は増えるし、実際に作るのも楽しいという点からもミーム作りの沼にはまってしまう人も増えています。
5.BGMに中毒性がある
猫ミームが流行るもう1つの原因は、BGMの中毒性です。
ミーム動画に使われているBGMには中毒性があり耳に残り気が付けば声に出してなくても、頭の中でそのBGMが流れてしまうという現象が起こって困ってしまうというユーザーも多くみられます。
「はっぴ~はっぴ~はっぴ~~♪はぴはぴはぴはぴはっぴ~♪」というBGMを使った最もポピュラーな猫ミームは、かわいい子猫がぴょんぴょんジャンプする画像です。
その画像の元うたは、「My Happy Song」という曲で、なんと子供向け音楽を配信する「Super Simple」による音楽を使った英語教材の一つなんです。
また「ちゅぴちゅぴちゃぱちゃぱドゥビドゥビダバダバ~♪」というBGMもよく耳にしますが、この元うたは、20年程前にチリで流行った「Dubidubidu(ドゥビドゥビドゥ)」という曲で、当時5歳の女の子だったクリステル・ロドリゲスさんがある番組に出演した際に歌ったものです。
Spotifyが独自に指標化するランキングバイラルチャートでは2月に1位となり、今日本だけでなく韓国、ドイツ、フィンランドなどでもヒットしているそうです。
帽子被って踊る猫のBGM「イェイイェイ♪」はアヴリル・ラヴィーンの「Girlfriend」という曲が使われています。
6.自虐が面白さに変わる
猫ミームの特徴は可愛らしい猫の表情やしぐさで、人が表現すると辛い内容のストーリーでも、なぜかユニークで面白い動画になってしまうという点です。
- 交通事故にあった話
- 社畜時代の一日
- 新卒OLのとある一日
- 闇落ちしていく彼女
- 半年の間に3回も廃車になった話
- ブラックバイト時代
これらの重めでややブラックなストーリーを猫が演じている(猫に差し替えてられている)と思うと見らずには居られませんよね。
またYouTubeに投稿されている猫ミーム関連の動画再生回数は短期間でも10万回単位で観られており、その動画の中毒性が伺えます。
猫ミームの元ネタ動画って何?
猫ミームの元ネタとはどんな画像なのでしょうか?
元ネタの動画は、実は楽しい状況でないものもあるみたいなんです…。人気の猫ミームの元ネタを深堀してみました。
「怯える子猫・叫ぶ子猫」の元ネタ
Tanucingチャンネルの「Dramatic kitten」という画像が元ネタと言われています。
生まれてまもない子猫がみゃ~みゃ~と鳴いている様子元ネタですが、これが猫ミームになると、ブラック企業で働く主人公が苦悩して泣いていたり、叫んでいたりする時に使われているようです。
「はぁ?猫」の元ネタ
元ネタは、TicTocに投稿された動画で、オーストラリア在住の猫ベンちゃんです。ぽっちゃり猫で、餌を食べたくて鳴いている様子が元ネタとなっています。
また「はぁ?」と聞こえる声の効果音の元ネタは、海外医療ドラマの「Dr.HOUSE」の主人公グレゴリー・ハウスが発した言葉と差し替えられていると言われています。
「ハッピーハッピー猫」の元ネタ
投稿者のいきつけのペットショップが閉店してしまうというコメントと共に、細い腕を振り回してぴょんぴょんジャンプする子猫の画像が元ネタとなっています。
閉店するペットショップにいた売れ残りの子猫は、想像するにとてもじゃないけどハッピーとは言えませんよね。
猫のしぐさやぴょんぴょんジャンプする様子の可愛らしさから、皮肉にも代表的な猫のミームとなってしまいました。
猫ミームの作り方について
猫ミームが自分でも簡単に作れたらもっと楽しめますよね!
動画をつくるために準備しなければいけないものは下記の3つだけです。
- グリーンバックの猫の素材
- 動画に使う背景の画像
- 無料アプリ「CapCut」
猫の素材は、YouTubeやTicTocなどにアップされているグリーンバックの猫の画像をダウンロードしますが著作権に注意してくださいね。
無料の画像編集ソフトやミームジェネレータなどを利用して、猫の表情にぴったりなキャッチーなキャプションや効果を加えてみましょう!
成功のポイントは、猫の自然な表情や行動と画像に表示する字幕がマッチしているかどうかです!
ストーリーとしては、自分の過去の出来事や自虐ネタ、思い出に残っていることなどを思い出して登場人物をダウンロードした猫などに置き換えるだけです。
とっても簡単な作業であっというまに猫ミーム動画ができてしまいますので、観るだけでなく実際作る事でよりその魅力にはまってしまうことがわかります。
また可愛いらしい猫などの動物で表現するからこそ、悲しかったことも面白みにかわり、ユーモアたっぷりでおもしろおかしく表現できるのも特徴です。
YouTubeで顔出ししていない方にとっても気軽に投稿でき且つ再生回数も稼げることから爆発的に人気になったという背景もありますね。
猫ミームなぜ流行った?元ネタの動画や作り方も紹介!まとめ
今回は猫ミームなぜ流行った?元ネタの動画や作り方も紹介!をお届けしてきました。
猫ミームがなぜ流行ったか?それは、きっと猫の可愛らしいしぐさや表情を切り抜いて、自分の日常や自虐ネタのストーリーの主人公として置き換えることで、辛かった思い出もユーモラスで楽しい思い出に変わってしまう不思議な力があるからなのかもしれませんね。
もし猫を飼われいるなら、元ネタとして猫の画像を撮って猫ミームを実際に作ってみるというのも楽しみの1つになるかもしれませんよ!
動画の作り方なども是非参考にしてみてくださいね。